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【鍼灸学科】中国上海研修レポート2日目~龍華病院にて実習!本場の鍼灸を学ぶ!~

2016/03/29

 

こんにちは。日本医学柔整鍼灸専門学校・広報担当/大友です。
今回は、中国上海研修2日目のレポートをさせて頂きます。

朝6:30にホテルで朝食。バイキングです。そして、7:30にホテルを出発します。
上海は、出勤時間と帰宅時間の車の渋滞がひどいらしく余裕をもって出発!

まず、午前中は龍華病院で研修です。
画像は、龍華(りゅうか)病院です。(これで龍華と読むそうです)
龍華病院は、上海中医薬大学の附属病院の一つで、設立当初は、4つの科(外科、内科等々)から始まったそうですが、その中の一つに「鍼灸科」があったそうです。中国における「鍼灸」への信頼の高さがうかがえますね!

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■裴(ペィ)先生の治療を見学させて頂きます。
裴先生は、龍華病院・鍼灸科の主任医師(鍼灸科の責任者)です!
その裴先生の治療を間近で見学することができます。

中国研修写真2-3

 

 

 

 

 

 

 

まずは問診をしつつ、脈診(みゃくしん)をしてから、鍼を打ちます。
●脈診とは、、、
患者の手首などの脈に触れて、脈の動きの強さや速さ、リズム等を把握することで、疾病の状態を診察する方法です。

昔、中国や朝鮮半島では、「高貴な人の体にはむやみに触れてはいけない」という儒教の教えが厳格に守られていました。そのために手首に触れるだけで全身の状態を推測することができる脈診がたいへん発達しました。脈診は脈拍数を計るだけでなく脈の形を調べます。脈を打っている場所の深さ、強さ、サイクル、リズムなどを総合して判断します。体調が悪くなると脈の形に変化が現れます。これを病脈といいます。病脈には28種類あり、全てに名前がついています。
腹診は日本ではたいへん重要視されています。西洋医学でも腹部に触れて診察しますし、東洋医学でも腹部を診察します。腹診のやり方は東洋的見方と西洋的見方では少し違いがあります。
日本にも儒教の教えはありましたが、医師が確実に診察するためには、身分の高い人の身体に触れることが許されていました。そのため腹診が発達したといわれています。

中国研修写真2-4

 

 

 

 

実際に、患者さんに対して、脈診と問診を学生も実施します。

■写真(下)は、三叉神経痛の患者さんです。病院には、精神的な病気をはじめとして様々な症状の患者さんが訪れます。

中国研修写真2-5

 

 

 

 

 

■昼食をはさみ、午後は上海中医薬大学で講義形式の授業を受けます。

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最近、立て替えられたらしくかなり綺麗でハイテクな教室です。
タッチパネル式の電子黒板で授業が行われます。

■午前中、実習でお世話になった裴(ペィ)先生の講義です。

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■テーマは「頭皮鍼(とうひしん)」です。

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■実際に学生をモデルに鍼を打って頂きます。

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■頭皮全体を分割して区域を作り、その区域には特徴があり運動に関係するもの、感覚に関係するものがあります。その区域を患者さんの症状にあわせて鍼を頭皮に打っていく方法が頭皮鍼です。

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中身の濃~い授業を終え、夕食です。

本日の夕食は、上海料理です。

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こちらはピータン。

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その後、スーパーマーケットで買い物し、2日目終了です。
再見!

 

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