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【鍼灸学科】中国研修 学生レポート

2017/05/26

こんにちは!鍼灸学科昼間部2年の滝本です!

今回、本場の中国鍼灸を学ぶ為、3/12~3/18まで7日間の上海研修へ行ってきましたのでレポートとしてお伝えします!

 

【中国研修初日】

初日は移動日だったので、ホテルで少し休んでからみんなで夕食会でした。

最後に出てきた温かいデザートです。
甘くて少し酸味がある・・・。甘酒に白玉とクコの実が入っているもので、これが大きなボール1杯に出てきます。

日本人にはちょっと馴染みのないお味ですが、中国では一般的なデザートだとか。

中国研修では、1度だけお昼ご飯に日本料理屋さんに行きましたが、あとはすべて中国料理でした。

中国料理といっても、地方によって辛さや味付けが違うので、いろいろな地方のお料理を楽しめるようにコーディネーターさんがお店を選んでくれています。

綺麗なホテルのレストランや地元の有名店など、オススメのお店に連れて行ってもらえます!

八角などの独特な香りが苦手な人にはハードルの高いお料理もありましたが、どのお料理もとても美味しかったです。

スパイスをたくさん使う中国料理。その1つ1つが漢方です。

研修スケジュールはハードですが、美味しい中国料理のおかげで最終日まで元気に楽しく集中して勉強できたのだと思います!

 私は4キロも太って帰ってきました・・・。

 

【2日目~6日目】

2日目からはいよいよ病院での研修が始まります。
日本の鍼灸医院のイメージとは違い、大学病院に鍼灸科があります。

西洋の医師も鍼灸を含めた中医の医師も同等の立場で治療にあたっています。

日本の病院と同じような感じですが、普通に鍼灸科があります。

 
初めは緊張しましたが、先生方はみなさんどんな質問にも丁寧に答えてくださいました。
そして、日本語のできる中国の先生が通訳についてくださるので、言葉が分からなくても不自由はありませんでした。

さらに驚いたのは、患者さん方がとても親切だということです。
患者さんのほうからも話しかけてくれ、「どうぞ」と治療を見せてくださいます。

膝関節痛の治療です。太めの鍼をすごい速さで打っていきます。
先生方の手際が流れるようでした。30秒で15本~20本くらいのスピードです。

そして、休む暇なく次の患者さんの治療に入り、また数十本刺鍼!
それを1日中繰り返します。
患者さんの数が多いので、そのくらいの速さで治療できないと回らないとのこと。

「簡単に見えるけど難しい。たくさん刺鍼するので指の力も必要なんだよ。」と先生がおっしゃっていました。「鍼が上手くなるには、とにかくたくさん刺すこと」と笑顔で話してくださいました。

また、患者さんにとっても日本より鍼灸は生活に密接です。鍼にとても慣れています。
ほとんど毎日通われている方も少なくないのだそうです。

この写真の男性の頭!なんと、鍼が刺さったままなんです!!!
抜鍼するのがもったいないので刺したまま帰って自分で抜鍼するそうです。さすが中国!

毎日違う病院で様々な治療を見ることができ、とても勉強になりました。

日本では見られないものをたくさん見ることができました。

また、日本医専と提携している上海中医薬大学でも研修を実施。

これが学校?!という大きさ!校内は車や自転車で移動します。

講義を受けたり、鍼灸博物館を見学したり、解剖見学をします。
とにかく広い!施設も充実していてうらやましいです。

漢方の方剤が壁一面、高い天井近くまで展示されています。見とれるほど美しい!
写真をとることはできませんでしたが、鍼灸博物館には本物の人体でできた標本が展示されていて、筋肉やツボがどのようにあるのかを理解するのにとても勉強になりました。

じっくり見たいものばかりなので、いくら時間があっても足りませんでした。

鍼の手技、流派についての講義。
中国と日本、離れていても同じ学問を勉強していることに改めて気づきました。

資料が中国語でも、講義がちゃんと理解できる!日本で勉強してきたことがつながったことが嬉しかったです。

【最終日】

帰国前日は唯一の観光日でした。

豫園を散策して中国茶で一息。
茶器の中で花が開くお茶や香りのよいお茶など、少し贅沢な時間を過ごせました。

賑わう南京塘路の風景。歩行者天国になっていて地元の方もたくさん買い物に訪れています。

こちらも南京塘路。当校校長御用達のお茶屋さんです。観光客用ではなく、地元の方が買いに来るお店なので、美味しいお茶を安く買うことができます。

私もこちらでいろいろなお茶をお土産に買いましたが、どれも好評でした。

一番安いものでも香りがよくとても美味しかったです。

どうやって積むのでしょう??山盛りの椅子は売り物です。
椅子が欲しい人は、好みの椅子を指さして取ってもらっていました。
電動バイクに引かれて、これが普通に車道を走っています。

おなじみのスターバックスコーヒー

これはケンタッキーフライドチキン。
文字だけだと全くわかりませんね・・・。

 

一週間の研修は長いようであっという間でした。
日本では見ることのできないもの、体験できないことをたくさん経験できた貴重な一週間でした。

上海研修でたくさん刺激を受けたので、日本での勉強もさらにやる気が湧いてきています!この気持を忘れないでがんばろ-!!

以上です。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

 

日本医学柔整鍼灸専門学校
鍼灸学科昼間部2年 滝本

 

 

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