柔道整復師・鍼灸師を育成する専門学校

日本医学柔整鍼灸専門学校

柔道整復学科 BLOG

【コラム】整体師からの柔道整復師へキャリアアップ

2019/08/09

一般の人からはその違いがよくわからず勘違いされる「整体師」と「柔道整復師」。
それぞれ大きな違いがあるものの、どちらも“マッサージしてくれる人”と思われがちです。
どちらも手技を使って施術しますが、その内容は異なります。

1、整体師と柔道整復師の違いはわかってもらいにくい?!

◆整体師とは?

①仕事内容
肩こりや腰痛など筋肉の矯正や緩和をさせる技術で、症状の回復を促す仕事です。
手技で筋肉バランスや骨格を調整し、人の自然治癒力を高め、肩こりなどの症状を和らげます。

②資格
特に決まった資格がなくても施術することが可能で、極端に言えば明日からでも整体師と名乗ることができます。
整体院で先輩から技術を教えてもらったり、整体師のスクールに通って技術を覚える人もいます。

③整体師の就職先
主には、整体院やカイロプラクティック院に就職します。
そこで肩こりや腰痛などの痛みを緩和したい患者さまに施術します。

◆柔道整復師とは?

①仕事内容
柔道整復師は整体師とマッサージ施術で混乱しやすいですが、仕事内容は異なります。
柔道整復師は、骨折・捻挫・打撲など外傷の施術をすることができます。
また、独立開業権があるところも整体師との違いであり、柔道整復師は接骨院を開業することができます。

②資格
柔道整復師は医療系国家資格です。
最短では3年間の養成校に通って国家試験受験資格と取得し、年1回の国家試験に合格すると柔道整復師の国家資格を取得できます。

③柔道整復師の就職先
接骨院、病院などのスタッフのほか、スポーツトレーナーとしてスポーツ業界に就職したり、機能訓練指導員として福祉に就職するなど活躍の幅は広いです。
就職先の幅広さも整体師との違いと言えるでしょう。

 

2、整体師としての将来のキャリアプランは?!

①整体師の年収、やりがい、大変なこと

整体師の給料は、勤務先や個人のスキル・経験によって大きな差があります。
一般的な整体院で働く場合は月給20万円前後が相場とされていますが、なかには歩合制を採用して、お客様から指名をもらいインセンティブがつく職場もあります。
自分で経営して1000万円以上稼ぐ整体師もいますが、整体院の数も増えているため競争が激しくなっています。

整体師のやりがいは、整体を受けていただいたお客様が、つらい痛みや体の不調などさまざまな症状を緩和して、笑顔が見られたときです。
「先生のおかげで楽になりました。ありがとう。」と言っていただけると、1日の仕事の疲れも吹き飛ぶうれしさを感じるものです。

逆に、つらいことや大変なことはどんなことでしょうか。
整体は民間療法として発展してきたこともあり、「この症状には必ずこの施術が合う」という類のものではありません。そのため、整体師が自分でより良い手技はないか考えながら、一人でお客様と向き合わなくてはなりません。なかには、症状が改善しなかったり、マッサージによる力加減による痛みや痺れなどが出てクレームにつながることもあります。

②整体師の雇用形態・働き方

整体師として勤務する場合には、正職員はもちろん、アルバイトやパート勤務という雇用形態で働く人も多くいます。
どのような形で働くとしても、経験やスキルがあるほうが歓迎される職場です。

③整体師の転職状況

整体師は、「手に職をつけたい」「将来は独立したい」といった理由で、他業種から転職してくる人が多くいます。また、特に資格がないために転職へのハードルが低くなっており、未経験者を採用して、独自の研修で育てていく整体院も多くあります。

④整体師のキャリアアップ先で選ばれるのは「柔道整復師」

整体師は資格が必要な職業ではないため、スキルや知識を向上させて、バリバリと活躍し、より良い条件でプロフェッショナルとして働きたいという願望が強くなる人が多くいます。そのときに、整体師からのキャリアアップ先に選ばれることは多いのが、「柔道整復師」です。
国家資格である柔道整復師のように厳格なルールがあり、確かな知識や技術、そして患者様からの信頼を得られる柔道整復師へキャリアアップを考えるわけです。
また、民間の整体師資格よりも、整体とも関連のある「柔道整復師」という国家資格を持っていると、より良い条件で働きやすいでしょう。
将来、独立開業への道も広がります。

 

>柔道整復師の国家資格を取得したい こちら
>整体師のキャリアが活用できる学費サポート制度 こちら

記事一覧へ戻る

新着記事

資料請求 オープンキャンパス LINE個別相談
資料請求 オープンキャンパス LINE個別相談