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柔道整復学科 BLOG

柔道整復師による応急処置「肉離れ」を知ろう!

2019/07/08

柔道整復師は、骨折・脱臼・打撲・捻挫などの急性期への施術をおもに行います。
今回はそのなかでもスポーツ中に起こりやすい「挫傷」について説明します。

1、スポーツにおける「挫傷(肉離れ)」とは?

柔道整復師が施術するなかで「挫傷」といわれるケガがありますが、これは「肉離れ」のことです。スポーツ中によく起こりやすいケガで、部活などで肉離れを経験した方も多いのではないでしょうか?肉離れとは、疲労の貯蓄で筋肉の柔軟性が低下している状態のとこと、急な運動によって筋肉の線維が損傷してしまうことで起こります。特にふくらはぎや太ももの裏(ハムストリングス)に多い症状です。

2、肉離れの症状について

スポーツなどしたときに、筋肉が伸ばされながら収縮すると、筋力が負けて部分断裂します。そして、筋肉に大量に出血が起きています。これが「肉離れ」です。
筋肉の痛みが強く、このような症状があるときには肉離れの可能性がありますので注意しましょう。

《このような痛みは肉離れかも?!》
・ストレッチすると痛い
・つま先立ちすると痛い
・力を入れると痛い
・膝を曲げ伸ばしすると痛い

このような症状があるときには肉離れの可能性がありますので、柔道整復師(接骨院の先生)に診てもらい、筋肉の出血を止めるように応急処置をしたほうがいいでしょう。

3、肉離れの原因

肉離れの原因には、大きくわけて2つの原因があります。

①肉離れの内的要因
・柔軟性の欠如
・筋力、筋持久力の低下
・筋、関節の協調性の低下
・ウォーミングアップ不足
・不適切なフォーム
・不完全なコンディショニング
・関節の安定性

②肉離れの外的要因
・天候
・運動場のサーフェイス
・シューズ
・試合スケジュール

4、柔道整復師による肉離れの応急処置について

例えば肉離れをする部分として多いと言われている太ももの裏(ハムストリングス)に肉離れが起きてしまったときには、痛みの出ている箇所をアイシングして、そこに圧迫を加える施術をします。圧迫は手のひらで圧迫したり、ゴムバンドを使ったり、アイシングと同時に圧迫を加えることもあります。圧迫が強すぎると血流を完全に遮断してしまう恐れがあるので、注意が必要です。そこでポイントとなるのが、応急処置をするときの姿勢です。ハムストリングスの肉離れの場合には、ケガをしてしまった人は膝を伸ばした姿勢で応急処置をします。柔道整復師は急性期におけるケガの応急処置の施術を得意としています。急性期が過ぎてしまった場合でも、手技療法・ストレッチ・超音波療法などで再発を防いで、いち早く社会復帰できるように施術してくれます。

5、肉離れの治療期間ついて

肉離れは軽度なもので3~4週間、重度なもので1~2か月ほどです。
完全に違和感がなくなり、柔軟性を取り戻すには少し時間のかかるケガです。
普段から体のケアをして、ケガのない身体作りをしておくといいでししょう。

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